ビニールクロスの部屋をしっくいに替えると何が変わるの?
-優れた調湿性能-
漆喰(しっくい)は、微細な多孔質の素材であるため、優れた吸湿・放湿性があります。空間の湿度を適度に調節することで結露を防止します。湿度の 高い夏は窓を閉めていると、外よりカラッとし、冬には暖房をすると窓ガラスに水滴がたくさんできていたものが、ほとんど無くなり、快適な室内環境をつくります。(性能の限界を超えた、過度の加湿・暖房は結露を起こします。ご注意下さい。)
ビニールクロスの壁の中は見えない部分に結露がおこってる
ビニールクスは建物の壁の中と室内空間とを遮り、呼吸を妨げてしまいます。それは、時間が経つと、ビニールクロスの継ぎ目などがひび割れ、そこから湿気が壁の中に流入します。この湿気は一旦入ってしまうと、出ることが困難で、壁の中の腐朽菌としてキノコが生える状態になり、カビだらけになっています。実はこのように窓ガラスにつく水滴よりも壁の中の水滴の方が建物を老朽化させてしまうのです。
珪藻土としっくいは、どう違うの?
これからも無添加住宅のしっくいは進化し続けます
「漆喰(しっくい)」は実は5000年前から建材として使われてきたのですが、経済発展の時代には、ビニールクロスが出始め、漆喰の存在すら消えようとしていました。私たち無添加住宅では、せっかくの長い歴史が物語る建材を見過ごすわけにはいかないと思い、1999年から無添加住宅のしっくいは始まりました。しかし、当時は珪藻土の方が世間には知られていて、漆喰は珪藻土とは、全く違うものという認識もあまりありませんでした。徐々に自然素材ブームが出始め、ようやく様々な工務店さんが漆喰を扱うようになってきましたが、ここで、漆喰と珪藻土のちがいを説明したいと思います。
珪藻土は藻類(プランクトン)の死骸が、海底や湖底に長年にわたって堆積してできた粘土状の泥土で、古くから七輪や耐火煉瓦の原料、酒やビールの濾過材、吸着や脱臭剤などに幅広く利用されています。
漆喰と珪藻土の大きな違いは、漆喰はそれ自体が固まる性質や抗菌性を持っているのに対し、珪藻土にはその性質が無く、仕上材に使用するためには、固化材(接着剤)や防カビ材などの補助的物質が必要になってくる点です。
そこで問題なのがその寿命や安全性です。固化材が劣化すれば珪藻土はバラバラになってしまう可能性があるし、防カビ材など配合物質がシックハウスの原因になる可能性もあるということです。珪藻土を使用する場合はこの点に注意する必要があります。
もう一つ大事なことは、初めから塗られたものは良いですが、ご自分で珪藻土を塗ることは、粉が舞ってしまう恐れがあり、それを吸い込むと肺に入り、良くない恐れがよく指摘されていますので、十分注意する必要があります。
しっくい塗りデザインリフォームパック
かんたん参考見積り
換算表は消費税が入っておりません。表示価格に10%消費税を加算して下さい。
6畳壁・天井基本パックは必ず選択してください。
例えば、12畳の場合は、数量を2に、18畳なら3を選択してください。
※このリフォームパックはビニールクロスの上に漆喰を塗りますが、ビニールクロスの状態や種類によっては、不可のものもございます。
※エアコンは取外しする場合は別料金がかかりますが、取外ししなくても漆喰はぬることは可能です。ただし、壁との隙間が無くなり、エアコン本体に漆喰が付着いたします。
※自分でDIYによる下地工事は、穴空け、漆喰で穴や溝埋めを事前にする作業のことです。
一番人気の内装フルリノベーションバックがおすすめ
壁と天井の漆喰だけでは物足りない、または木の温もりも欠かせないという方は、一番人気の内装フルリノベーションパックがおススメです。ツルっとしたフローリングは冬とても冷たく感じます。無垢のフローリングは肌触りも良く、やわらかいので、子供、特に赤ちゃんにはとても合います。