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パッシブDuCH(デュッチ)
(Passive Durability Comfortable House)
 これからの新しい住宅は「パッシブDuCH」へシフトされていきます。
 
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 これからの新しい住宅は「パッシブDuCH」へシフトされていきます。

地球環境にやさしくすることはもう当たり前。しかし世界的にみても我が国においても本気で地球のことを思って取り組んでいるとは到底思えません。
 
すべて経済のため、経済効果を目論んでの計画ばかりなのです。日本では、ZEH(ゼロエネルギーハウス)と称して住宅の断熱や気密性能を高め、太陽光発電や高効率エアコン、換気設備、蓄電池などの精密機器をふんだんに取り入れ、家の光熱費をできるだけゼロに近づけようとする動きがありますが、どこかおかしいことに気付きませんか?

 量産ハウスメーカーの坪単価ランキングも毎年上昇し、特に昨年は大きく上昇しました。設備機器が高価になってきたためです。確かに光熱費を抑えることはとても正しいことだと思えます。しかし、焦点はすべてそこに集中しています。住宅は何万点という部品から構成されていますが、仮にZEHに対応するために増やした建材や機器の製造過程ではCO2は相当増えています。さらにこれらの機器はほぼ10年以内に故障し、部品は廃番となり、修理が効かず、また新しいものに交換となります。もう取り付けてしまったら最後。建物が壊れるまで交換し続けなければならない運命にあるのです。さらに建物を石油製品によって高気密化すると、建物を支える構造体の劣化スピードが増します。結果、想定していない費用が莫大に圧し掛かってくるのです。


 これらのことから建物の本質的なことを理解すると、高耐久でメンテナンス費のかからない、さらに快適に暮らせる家づくりが、これからの住宅へとシフトされています。 

  パッシブとは?
英語訳で受動性のとか受身のという意味ですが、反対語としては、アクティブといいます。アクティブは、機械設備で積極的に冷暖房したりすることで、パッシブは太陽光や風、外気温など自然の恵みを上手に採り入れることで、快適に暮らす方法のことです。

高耐久(Durability)

単に構造を強くしたり、最新設備を装備しても建物が年々劣化して、気がついた頃に大きな地震が来ても倒壊してしまいます。耐久性のカギは「紫外線」と「水」です。本当に構造体が劣化しない仕組みを知ることはとても大事なことなのです。真の建物の強度とは、何十年も先まで考えられたものでなくてはなりません。

快適(Comfortable)

日本は夏高温多湿で冬乾燥します。この日本の地域特性を活かし、素材の持つ優れた性能を最大限引き出します。また機械設備は10年以内に故障するものがほとんどなので頼らず、できる限りパッシブな設備で快適さを追及しています。また日本人が特に好むといわれる、「ちょうどいい心地よさ」に「睡眠の質」を追求し、人と自然の橋渡しができればと思います。

低トータルコスト(LCC)

建物の価格だけでローンを組むと、後々必要になる莫大なメンテナンス費で家計を圧迫してしまいます。またイニシャルコストがとても安価な住宅も同様です。メンテナンス費に費用がかからない構造で造れば、トータルでとても安心した世代への継承が可能となります。LCC・・・ライフサイクルコスト(建物を建ててからメンテナンス、解体するまですべてトータルしたコスト)